『ねこかつ』さんとの出会い

アノ:有記さんは、ずっとこういう保護猫カフェみたいな活動をしたいと思っていらっしゃったんですか?
はじめるきっかけって何だったんでしょうか?


有記:ちょうど今から4年くらい前に、本屋さんで「NEKOMON」っていう雑誌を買ったんですね。
残念ながら今はもうこの雑誌はなくなっちゃったんですけど、猫の情報がたくさん載ってておもしろいんです。
そこで見つけた『ねこかつ』さんの記事が、私が保護猫カフェをはじめるきっかけになりました。


※『ねこかつ』さんは、埼玉にある保護猫カフェで、「就活や婚活のように猫活(猫の保護活動)なんて言葉も普通に使われるようになって欲しいな」という思いを込めて『ねこかつ』という名前をつけられたそうです。
オーナーの梅田さんは幼いころから保護猫活動に興味があり、サラリーマン時代を経て「ねこかつ」をオープン。
内装リフォームもボランティアさんたちにお手伝いしていただきながら、ほとんどご自分でされたそうです。


有記:私がうまれる前から家には三毛猫がいて、私が小学校を卒業するときくらいまで一緒に暮らしていました。
けっこう長生きだったと思います。20 歳くらいまで生きたのかな?
動物は猫に限らずなんでも好きで、その後は、実家でワンちゃんを飼っていました。

今は、私の家には 4 歳になるロシアンブルーの「ミルク」がいます。
ミルクは、ブリーダーさんから譲っていただいたんですけど、その頃はまだ「保護猫カフェ」なんていう存在自体知らなくて。

高校生の頃、テレビか雑誌で見て、世の中には殺処分されてしまう犬や猫がいるっていうのは知っていたんですけど、その時はただ「かわいそう」という気持ちしかありませんでした。
まさか自分が保護猫カフェをやるなんて、その時は考えもしませんでしたね。

でも、ミルクを飼い始めてから、そういうことにも興味を持つようになったんです。
雑誌を買ったり、ネットで検索したりして、そこで『ねこかつ』さんの保護猫カフェの活動を知ったんです。


アノ:そうだったんですねー。
実はわたしたちも一緒で。
ワタナベもスズキも、うちのコたちはペットショップで買ったコたちなんです。
その頃は「里親になる」なんていう選択肢はまったくなくて。
ペットを飼うにあたって、そういう選択もあるんだっていうこと自体知らなかったんです。

でも、有記さんと同じように、うちのコたちと生活する中でそういうことが気になりだして、動物たちのためになにかできることはないかな?と考えるうちにアノコモにたどりついたんですよね。

そういう方ってきっと多いと思います。だからこそ、「里親になる」っていう選択肢もあるんだよっていうことをペットを飼う前に知ってもらいたいって思いますよね。


有記:本当にそうですよね。私は、『ねこかつ』さんの記事を読んだときに「コレだ!」って思ったんです。
4 年前の 8 月にこの雑誌を見て、それで翌月の 9 月に埼玉の『ねこかつ』さんに行って、直接お話をうかがったんです。

それまでは、殺処分されるコたちを見て「かわいそう」と思うだけだったんですけど、『ねこかつ』の梅田さんのお話をうかがって、「私のやりたかったことってコレだったんだ!」って、ストンと腑に落ちたんです。

15歳の少女の覚悟

有記:『ねこかつ』さんの記事が載っていた同じ雑誌に、15 歳の女の子の記事も載っていて、その子の言ってた言葉ですごく印象に残ってるものがあって。
その子も埼玉県に住んでいる子で、親子で保護猫活動をされているんですけど、小さい時からそういう環境で育ってきたから凶暴なネコちゃんにも平気で向かっていくんですよね。
それで、傷ついた動物についてどう思いますか?っていう質問に、
「とくにかわいそうとは思いません。これからこのコたちを元気にしてあげればいいかな」
って答えていらっしゃったのがとても印象的で。

それを見て、「あぁ、確かにそうだな。このヒトたちは、ここから幸せになればいいんだよね、何も怖いことはないな」って思えたんです。

その頃はまだ、この辺には「保護猫カフェ」なんてなくて。首都圏くらいにしかなかったと思います。
自分のやりたいことに気づけたおかげで、今こうして「保護猫カフェ」をはじめられて、先日おかげさまで 1 周年を迎えられました。
周りで支えてくださった方や、ご支援いただいた方たちのおかげだなぁって思います。
本当にみなさんには感謝しています。

オープンしてから 1 年間で 14 頭のコの里親さんが決まって、これが多いのか少ないのかはわからないですけど、これからもできる範囲でやっていこうと思っています。



1周年記念のプレゼント


「NEKO-TAMA」さんの入り口に飾られている、掛け軸です。
1 周年記念にお客さまからいただいたんだそう。

ネコちゃんが鯛をもっているイラストが、おめでたくてかわいいですね☆
「NEKO-TAMA」さんの活動や、有記さんのお人柄が周りから愛されているのをひしひしと感じます。




<続きます!第3回は 2017/09/20 Wed に更新します>


里親募集型保護猫カフェ『NEKO-TAMA』さんについて


豊田市大林町にある「NEKO-TAMA」さんでは、たくさんのネコちゃんたちが新しい家族に会えるのを待っています。ネコちゃんたちがいるお部屋でヨガをする「猫ヨガ」や、ネコちゃんたちの上手な写真の撮り方のワークショップなどのイベントも開催されています。

  • 住所:〒473-0902 愛知県豊田市大林町 10 丁目 1 番地 9
  • 電話番号:0565-42-2823
  • 営業時間:11 時~ 19 時
  • 定休日:火曜日
  • 駐車場:あり

【目次】有記さんの保護猫カフェの話「一番のボランティアはいつも上機嫌でいること」

動物を家族に迎えるという覚悟


「NEKO-TAMA」の有記さんは、一人でもできる範囲でやろうとこの活動を始められました。動物相手のお仕事はお休みなんてありません。お店の定休日でも必ず2回は、ごはんとおそうじのためにお店に行きます。そして、それは当然のことだとおっしゃいます。

動物を飼うすべての人が、同じ覚悟を持っていられたら。
途中で投げ出される命はなくなるのに。


Instagramでハッシュタグ「#アノコモ」を付けて、
この街の犬猫やみんなと顔見知りになろう!

Instagramでみんなの #アノコモ を見る